名前は知っていたけど、ついに見つけてしまったぞ!
触手のような足のような、何とも不思議な形の柑橘、「仏手柑(ブッシュカン)」を購入、生食してみたレポートです。
主な用途は観賞用で、お正月飾りとしても使われる地域があるそう。
でもやっぱり味を確かめてみないとね!
ということで、未知の果物が大好きなわたしはとりあえず生食することにしてみました。
他の柑橘類と同様、料理に使用したり、ジャムにしたりもできるようです。
仏手柑(ブッシュカン)の形や香りについて
近所の青果店で売られていたのは和歌山県産で、1つ398円の仏手柑(ブッシュカン)。
おそらくめっちゃ安い……。
生け花などにも使われるためなのか、乾燥防止の湿らせたティッシュのようなものが枝に巻かれていました。
今までネットで検索した画像しか見たことなかったけど、やっぱり不思議な形。
うねる触手のような、手のような、足のような。
仏さまが合掌した指の形に似ていることから、仏手柑(ブッシュカン)という名前がついたそうです。
横たえた図。
縁起物の果実なのでバチが当たりそうだけど、うーん、正直ちょっとキモい。
しかし香りはかなり良く、個人的には超好みな匂いでした。
ユズやレモンなどとはまた少し違い、スッキリさわやかというより、フルーティーな甘さのある香りです。
部屋全体に香るほどではなかったですが、仏手柑(ブッシュカン)の近くにいくと、ふわっと良い香りがしてしばらく癒されていました。
商品としては仏手柑(ブッシュカン)が原料のアロマもあるみたいです。
使ったことないけど、これは結構期待できそう。欲しい。
仏手柑(ブッシュカン)を生食してみた感想
wikiによると「食用にもするが身が少ないので生食には向かない」そうで、買ってから知ってヤベぇとなりましたがw
調べてみるとレシピもいろいろ見つかりました。
ママレードジャムや砂糖漬け、すだちやユズなどの柑橘類と同じように料理に使用したり。
ジャムが一番無難かも思いましたが、茹でこぼしたりする必要があるみたいで、ちょっと面倒なので生食することにしました。
触手をひと房、はがしてみます。
足を一本取ってみるような感覚……。
硬いので包丁で切れ目を入れて、手でちぎってみました。
表皮の細胞に傷が付いたせいか(?)、そのまま置いていたときよりも、レモンのような酸味のある香りがしました。
確かに果肉がない!
グレープフルーツで言う、白いワタの部分は、フワフワとしはしておらず硬めでした。
さて仏手柑(ブッシュカン)の生食のお味は……。
うーん、おいしくはないが、吐き出すほど苦くはないし、まずくもない。
うまくはないけど、全然食べられないほどでもないから、意外と食べられるかも……。
いや、生食だとわざわざ食べるほどおいしくないのは確かなのですが。
シャキシャキとした食感で、「苦みがそこほどない柑橘類の皮」という印象でした。
ちなみに先っぽの尖っている方は、根元の部分よりちょっと苦かったです。
まとめ
仏手柑(ブッシュカン)は生食にはやっぱり向かなかったです!
が、香りは今までに嗅いだことのない、とってもいい香りだったので観賞用にはぜひおすすめです。
苗木での販売もあるみたいなので、スペースのある方は植えて楽しむのもいかがでしょうか。