アイロボット ファンプログラムさんのアイロボット30周年企画で、ルンバ i7+のモニターに参加させていただきました。
使い始めてから約3週間が経ちましたので、「床掃除をロボットに任せる暮らしをしてみた感想」について書いていきます。
ルンバi7+のメリット&デメリット
良いところもあるけど、全部が全部良いとは言いきれない、まだまだ進化の余地があるロボット掃除機。
ルンバと生活してみて感じたメリット&デメリットを挙げてみます。
メリット
自動で掃除してくれるから家事が時短できる
これは以前ルンバe5をモニターしたときにも思ったのですが、「時短でとにかく便利!」。
今までは一般的なコード式を使っていましたが、掃除機を出して、電源をさして、なるべく吸い残しの無いように部屋中を行ったり来たりする、という行為がなくなってしまうんですもの。
ルンバに掃除を任せている間は他の家事に時間も回せます。
スケジュールを組んでおけば、操作も不要で自動で掃除を始めてくれますし、とってもお利口な働き者です。
我が家の場合、ルンバ導入前と比べて何が特に変わったかと言えば、「お部屋の清潔が常に保たれる」ようになったこと。
カーペットの上に髪の毛がほとんど落ちていない!
ルンバちゃんが定期的にお掃除をしてくれているおかげで、わたしが何もしなくても部屋の清潔が保たれています。
やっぱり部屋がきれいだと気持ちいいですし、安心できます。
ルンバを使ってみて良かったと思う一番の点です。
花粉やハウスダストが気になるご家庭には、常に自動で掃除してくれるロボット掃除機は本当に便利な存在だと思います。
クリーンベースで毎回のゴミ捨ていらず
ルンバi7+はクリーンベース(自動ゴミ収集機)対応の機種です。
掃除終了後、ルンバ本体に溜まったゴミを、クリーンベース内の密封型紙パックに自動で排出してくれる機能を持っています。
正直、使い始める前は「ゴミ捨てくらい苦じゃないけどな~」と思っていたのですが……。
クリーンベースがあるとないとでは全然違いました。
ルンバe5(クリーンベース非対応)を使っていたときは、毎回のお掃除後に「わ、こんなにゴミ落ちてたんだ」と掃除の成果を見るのも楽しかったのですが、ゴミ捨てのときはなるべくホコリが舞わないようにそっと捨てていましたし、その作業から開放されてラクになったことに気付きました。
密封型紙パックは、クリーンベースから取り外す際に口が密封できる構造になっています。
ホコリが舞い散るのをシャットアウトしてくれるので、この作りには感心しました。
また、クリーンベースは強力なパワーでダスト容器内のゴミを自動排出してくれます。
掃除が完了したあとに、ダスト容器を開けてを見てもなかなかきれい。
容器内は水かぬるま湯で洗浄もできるのですが、洗う頻度は今後も少なくて済みそうです。
部屋を片付けようという習慣が身につく
ルンバの走行のじゃまにならないよう、床の障害物はなるべく取り払ってあげるのが鉄則です。
物が散らかっててはいけないので、「ルンバのために部屋を片付けなきゃ!」という習慣が身につきました^ ^
自分が片付け→ルンバが掃除と、いいサイクルができます。
ルンバがいることによって片付けが習慣化する、これは良きことです。
子どもがいるご家庭なら、「ルンバがお掃除するからお片付けしよう」と片付けをうながせるかもしれません。
デメリット
サイズが大きく設置場所も工夫が必要
ルンバi7+のサイズは、
クリーンベース:奥行き39cm × 幅31cm × 高さ49(cm)
となっています。
これが意外と大きくて場所を取るのです。
広い部屋ならいいのですが、6畳くらいの部屋に置くと結構な存在感になってしまいます。
また、説明書によるとクリーンベース(ホームベース)は、
前方に1.2メートル
階段などの段差との間に1.2メートル(落下のリスクを防止するため)
の余裕がある場所に設置しないといけません。
それでいてコンセントが届く範囲、コードがじゃまにならない範囲、というのも気にする必要があります。
ちなみにわが家では冷蔵庫の隣にルンバの置きスペースを確保してみましたが、冷蔵庫との間は20cmほどでも大丈夫でした。
(反対側のスペースには余裕があります。)
ただ、前方のスペースはしっかり空けないとダメでした。
ルンバは起動時にホームから真っすぐ後ろに下がったあと走行を始めますし、終了時もホームを見定めるように真っすぐ進みながら帰っていきます。
清掃完了までに時間がかかる&走行音(騒音)が気になる
ルンバはわが家のメインフロアを、毎回約30分ほどかけて掃除してくれています。
清掃モードの設定は「自動」にしてルンバ任せにしているのですが、もう少し早く終わらないかな~と思うこともしばしば。
今まで使っていた掃除機なら、バーッとかけて10分以内に終わるくらいだったので、ルンバの丁寧さには頭が下がりますが^ ^;
同じフロアでPC作業をしたりラジオを聞いたりするため、走行音が少し気になるときがあります。
ですが、走行時のうるささに関しては、個人的には「そこまでうるさいとは感じない」程度なので「許容できる範囲」です。
ちなみに、クリーンベースへゴミを自動排出する際には「ブイーン!」と、ひと際大きな音が鳴ります(動画参照)。
これぞ掃除機、という騒音!
近くで寝ていたらびっくりして目が覚める音量なので、子どもがお昼寝するような時間での起動は避けた方が無難です。
家庭用掃除機としては値段が高額
今はモニターさせてもらっていますが、やはり買うとなるとルンバは高級品です笑
Amazon比較ですが、ダイソンのコードレス掃除機の上位品でも6~7万円台なのに対し、ルンバ i7+は14万円台。
便利、だけどその分お値段が……!
大きな買い物になるのは確かですね。
使用時の注意点:ルンバが不得意なところ
絶妙なすき間に入ってしまうと出られなくなる……!
↑の写真は、キッチンの流し台の横に置いてあるラックの下にルンバが入り込んでしまった様子です。
グルグル動いているけど、なかなか出てこない。
というより出られなくなっている……。
ルンバは清掃の途中、トラブルでどうしても自力で動けなくなると助けを求めてくるのですが、このときは何も言わずに10分以上同じ場所をグルグルしていました。
しばらく見守っていましたが、仕方がないので一時停止して引っ張り出すことに。
入れるところはどこでも果敢に挑戦しちゃうルンバちゃん。
一所懸命で愛らしい一面でもあります^ ^
固定されていないカーペットを巻きこんでしまう場合も
↑こちらの写真は、ついに自力ではどうにもならなくなって、助けを求めているルンバちゃんです。
一人用ホットカーペットの布が絡まり動けなくなってしまいました。
いつもこのカーペットはどかしているのですが、うっかりするとこのような非常事態になります。ごめんよー!
そしてルンバちゃんは、固定されていない流し台の前のキッチンマットも苦手です。
段差をうまく乗り超えられればマットの上もきれいにしてくれるのですが、大抵うまく乗れないので、普段はマットをどかしてから掃除してもらっています。
マットがしっかり床に固定されていれば、段差も難なく乗り越えられますよ。
段差の付近に敷かれたマットに注意!
玄関マットはきちんと固定しておかないと、ルンバが事故に合うので要注意です!
分かっていたはずなのに、ルンバe5でもルンバi7+でもやってしまいました……。
さいわい段差が低く、玄関に置いてあった靴がクッションになってくれたので事なきを得ましたが、段差付近にマットを敷く際は動かないよう固定するか、掃除の前にどかしておくのがおすすめです。
ルンバはセンサーで段差を感知し、自動で落下を回避してくれます。
なので通常は段差を気にしなくてもいいのですが、玄関や階段付近などにマットを敷く場合は注意してください。
クリーンベースの交換用紙パックのランニングコストは?
ルンバi7+を導入するにあたり、クリーンベースに設置する交換用紙パックの値段は気になります。
記事執筆の2020年3月現在、Amazonでの価格は3つで2,050円。
1つが700円ほどです。
紙パック1つにつきダスト容器30杯分のゴミを収納できるようですが、家庭により交換頻度は変わります。
わが家の清掃面積で考えた場合、1ヶ月半~2ヶ月は持ちそうなので、これなら悪くはないなと思えます。
毎回ダスト容器のゴミ捨ての手間が省けるのはすごく便利でしたし、ホコリを気にしなくていいのはとてもラクでした。
ランニングコスト分の価値はあると判断できます。
まとめ:ルンバを購入するならクリーンベース対応機がおすすめ
ルンバを使用するにあたって気を付けないといけない点はいろいろありますが、総じての感想は「やっぱりあると便利!」です。
ルンバi7+で初めてクリーンベースの機能を体験しましたが、「毎回のゴミ捨ていらず」というのは本当に便利でラクだと感じました。
現在ルンバシリーズでクリーンベース対応機種なのは、ルンバi7+とその上位機のルンバs9+です。
どうせロボット掃除機に掃除を任せるなら、ゴミ捨てまで自動が絶対便利!
今回実際に使わせていただき、しみじみと実感しました。
スマート家電は、確かに自分の自由な時間を増やしてくれる存在だと思います。
ルンバを購入を考えている方には、クリーンベース対応機がおすすめですよ。