通販のショップジャパンで販売中の電気圧力鍋『クッキングプロ』を使用中です。
「1台8役の調理が簡単にできる」というのが売り文句なのですが、実際どのくらい便利なのか!
使ってみての率直な感想や、おすすめだと思ったポイントについてまとめています。
もともと面倒くさがりなので、不満点も少々あり^ ^;
なので本音の感想です!
「欲しいけど使い勝手はどうなのかな~」と思っている方の参考になれば幸いです。
※この記事ではリニューアル前の「クッキングプロ」について記載しています。現在は新モデルの「クッキングプロV2」が販売されています。
※商品はショップジャパンさまよりご提供いただきました。
クッキングプロ
そもそもクッキングプロって?
クッキングプロはテレビショッピングのショップジャパンが公式販売している「電気圧力鍋」です。
1台6役の調理をこなす「プレッシャーキングプロ」のリニューアル版で、「1台8役」となり、より機能が充実しました。
ですがお値段は据え置きで、変わらずの税込16,170円となっています。
1台8役の内容はこちら。
- 圧力調理
- 無水調理
- 炊飯
- 蒸し
- 煮込み
- 温め直し
- 炒め ←New!
- スロー調理 ←New!
1台あればどんな調理もほぼ可能+スロークッカーの役割まで備わっているのが特徴です。
スロークッカーは専用の家電としても売られていますが、クッキングプロなら1台で圧力調理からスロー調理までこなせるので、調理器具を増やさず料理のレパートリーを増やせます。
クッキングプロの8役の調理法とレシピの例
圧力調理
付属のレシピ集でも圧倒的に多いのが、圧力調理のレシピです。
普通のお鍋では時間がかかる料理も、圧力で調理すれば短時間でやわらかく仕上がります。
クッキングプロは「火を使わない圧力鍋」なので、調理中に目を離しても安心です。
圧力調理中に別のおかずの準備をしたり、他の家事もできます。
レシピの例:豚の角煮、いわしのまるごと甘露煮、おでん、黒豆煮
無水調理
食材が持つ水分だけで調理することで、素材そのもののおいしさがギュッと詰まった料理ができあがります。
トマトや玉ねぎ、ナスなどの水分の多い野菜を使うのがコツです。
レシピの例:無水カレー、肉じゃが、ラタトゥイユ
炊飯
白米、玄米、おかゆまで炊けます。
炊ける量は2~5合なので、家族が多いおうちも安心です。
クッキングプロは圧力で炊くので浸水不要。お米をといだらすぐスイッチオンできます。
加圧時間は2合なら6分、5合なら12分です。
レシピの例:赤飯、雑穀米
蒸し
食材をそのまま、または蒸しプレートに並べて蒸し料理ができます。
ゆでると栄養価が流れてしまったり、水っぽくなる野菜もおいしく仕上がります。
レシピの例:じゃがバター、蒸し野菜、茶わん蒸し
煮込み
フタを開けたまま加圧せずに煮込むことも可能です。
圧力調理の仕上げの煮つめに使用します。
温め直し
完成後、鍋の中で冷めてしまった料理を再び圧力調理で温め直すことができます。
炒め
フタを開けたまま加圧せずに食材を炒めることができます。
ニンニクやオリーブ油の香りを立たせるなど、圧力調理の前にあらかじめ炒めたいときに便利です。
スロー調理
加圧せず、約72℃の低めの温度を保ちながらスロー調理ができます。
低温でじっくり時間をかけて煮込むので、パサパサしがちなお肉もジューシーに仕上がります。
レシピの例:ロールキャベツ
クッキングプロのここが便利!おすすめポイント5つ
クッキングプロを使い続けてみて、「これは便利!」と自分の中で刺さったポイントを挙げてみます。
ちなみに、
- 料理は全くできないわけではないが得意とは言えない
- 圧力鍋は持っていて使えなくはないがレパートリーが少ない
- 難しい料理、手間のかかる料理はイヤ
- でも「料理上手」と言われてみたい願望もある
といったスペックを持つわたしの視点です^ ^
火を使わないから目を離しても安全
何よりコレ!
クッキングプロは電気圧力鍋なので、当たり前と言っちゃ当たり前なのですが、電気で調理できる圧力鍋は本当に便利でした。
こちらはクッキングプロで最初に作ってみた豚角煮。
(豚バラ先軟骨という安い部位を使ったので、軟骨ばっかの豚角煮になりましたが!)
圧力調理で30分煮込むのですが、その間にお風呂にも入れました。
圧力鍋を火にかけたら、さすが危なくてその場を離れられないのに、まさかお風呂にまで入れるなんて!
ボタンを押したら放置でOK。
調理後は自動で加熱を終了してくれるので、キッチンを離れて別のことをしていても安心です。
火加減の調整なしでボタンひとつで調理してくれる
クッキングプロには温度を調整する機能はなく、ボタンひとつでレシピや素材にあった調理をしてくれます。
ボタンはオーブンレンジのようなイメージで、操作はメニューを選んでスタートするだけ。
難しくないのがいいです。
圧力鍋のように使うのが怖くない
だいぶ前ですが、初めて圧力鍋を使ってみたときは、それはそれは怖かった思い出があります。
シューっていうし、カタカタいうし、どのタイミングで火を止めたらいいかよく分からないし!
慣れるまでは何度も説明書を読み返して、毎回ビビりながらフタを開けていましたw
その点、クッキングプロは大きな音はしないし、シューっと勢いよく蒸気が出てこない設計になっています。
一般的な圧力鍋が怖い、使うのに抵抗があるという方も安心して使えますよ。
お鍋・圧力鍋・スロークッカーなどの役割を1台でまかなえる
興味はあるけど買うまではなあと思っていた「スロークッカー」の役割もできる!
(レシピはちょっと時間も手間もかかるようなので、まだ試せていませんが……!)
付属のレシピ集にあるロールキャベツから始めてみて、レパートリーを増やせたらなあと思います^ ^
難しいと思っていた黒豆も煮られた!
クッキングプロで黒豆を煮てみた!水に浸ける必要なしですぐできます
↑こちらの記事でも書いたのですが、おせちの定番「黒豆煮」も浸水なしで簡単に作れました。圧力ってすごい。
もちろんプロ並み、とまではいかないのですが、自宅で食べる用なら上出来!
お手軽だけど家族にも好評だったので、妙な自信もつきました^ ^
正直にクッキングプロの不満点も上げてみる
圧力調理は予熱・減圧時間がプラスでかかる
加圧の時間自体は短くて済むものが多いのですが、その前後に予熱と減圧の時間がプラスでかかります。
(使い始める前は、もっと短時間で料理が完成するものかと思っていました。)
予熱→圧力調理→圧力調理完了→減圧→減圧完了
という流れで完成となるため、ある程度の余裕を持って調理に取りかからないといけません。
予熱時間は分量や食材の温度、減圧時間は中の量によって変わります。
(ちなみに減圧しきる前にフタを開けることも可能ですが、取扱いには注意が必要です。)
普通の圧力鍋と原理は同じだから仕方ないことなのですが、もう少しパッと予熱できて、ガッと減圧してくれたらなーと思うときもあります。
それでも、火を使わないから安全で「ほったらかしにできる」というのはやっぱり便利ですが!
煮込み・炒めは3分固定で3分以上使用する場合は操作が必要
クッキングプロで最初に作った豚角煮のレシピには、30分圧力調理したあと15分煮つめると書いてありました。
フタを開けて「煮込み/炒め」のボタンを押して煮つめるのですが、この機能は3分固定となっていて、3分以上やる場合は1回ごとにボタンの操作が必要になります。
「え、これ15分てことは5回も繰り返すの? めんどくさ!」
と思うのは当然ですよね……。
こげつき防止とか値段が上がっちゃうとか、いろいろあるのかもしれませんが、「煮込み/炒め」時間も手動で設定できたらなと思いました。
ここが一番改善されてほしい点かも。
お米は別容器で洗わないといけない
炊飯時の注意として、
- 本体の鍋でお米をとがない→傷つきの原因になるため
- 炊きあがったご飯は別の容器で保存する→鍋に触れている部分が硬くなってしまう場合があるため
という内容が書かれています。
でも、炊飯ジャーでしかお米をといだことがない&炊けたご飯は基本ジャーに入れたままの我が家にとっては、またも「めんどくさ!」案件です……。
いや本来は炊飯器もそうした方がいいのかもしれませんが!
ただ、クッキングプロでおかずを作って、ご飯はご飯でこれまで通り炊飯器で炊くので、さほど問題には感じていません。
たまには圧力調理でご飯を炊くのもいいかなー、くらいで使っていきたいと思います。
タイマー機能は逆算で考えないといけない
タイマーは「できあがりの時間」ではなく「調理開始の時間」を設定する機能です。
12時間まで10分単位で設定できます。
ですが、「○時間後に調理開始」という意味合いなので、調理時間や食べ始める時間に合わせて逆算しないといけません。
大体の時間設定で大丈夫ですが、やっぱりちょっと使いにくいな~と思ってしまいます。
加圧・減圧もするし、いろいろな機能を搭載しているので難しいのかもしれませんが、タイマーはできあがりの時間を設定できると嬉しいです。
まとめ:クッキングプロがおすすめな人
- 料理のレパートリーを増やしたい
- 家事や育児に追われてとにかく時短したい
- 圧力鍋を持っていない、使い方が分からない、怖い
- 圧力鍋は持っているが活用できていない、使うのがちょっと面倒
- スロー調理(スロークッカー)に興味がある
- 火の扱いが怖い、危ないと感じている高齢の方
クッキングプロは火を使わないから「ほったらかし」でOKの電気圧力鍋です。
できあがるまで放置できるから、その間に他のことに時間を使えますよ。
細かい設定いらずでメニューを選んでスタートすれば、あとは自動で調理をしてくれます。
これまでハードルが高いと感じていた煮込み料理にも挑戦できるようになりました。
もっと便利だといいのにと思う部分も正直ありますが、家事をラクにして、自分の時間を増やせるキッチン家電なのは間違いないです!
商品の詳細はショップジャパンの公式サイトをぜひチェックしてみてください。
クッキングプロ
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